横浜市泉区、緑園都市駅周辺の歯科・歯医者

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むとう歯科医院公式ブログ

◇◆糖尿病と歯周病の関係(前編)◆◇

皆さん、こんにちは。
相鉄線 緑園都市駅前にある『むとう歯科医院』歯科衛生士の芳野です。

先日、日本歯科衛生学会へ行ってきました。
歯科に携わる歯科医師、歯科衛生士、企業の方々の研究発表や、これからの歯科の在り方など、様々な講演を見て聴いて学んできました。考えさせられることも、たくさんありました。

『全身の健康を保つには、まずお口の健康から!!』
お口は体の入口であり、お口の中が健康でなければ全身の健康を保つことが出来ません。

この『全身の健康を保つには、まずお口の健康から!!』
実は社会的認知度がまだまだ低いとのことでした。
原因として、歯科に携わる方々の外部への情報発信が不足しているのだそうです。

今、私が出来ることは・・・?
そう考えた時に、やはりこのブログで情報発信を継続していくことだと強く思いました。
これからもお口の健康情報をお伝えし、皆様の健康に役立つことが出来るように頑張ります٩( 'ω' )و

 

さて、今回はお口の健康と繋がりのある『糖尿病と歯周病の関係』についてお話します。

糖尿病が原因で歯周病になることもあり、歯周病が悪化することもあります。
反対に、歯周病が原因で糖尿病になることもあり、糖尿病が悪化することもあります。
糖尿病と歯周病は双方向の関係性があるのです。

①糖尿病とは・・・?
膵臓から分泌されるインスリンの作用不足によって、高血糖の状態がずっと続く代謝疾患です。

★『糖』と体のはたらきについて。
飲食後、消化された栄養素のうちの『糖』は、小腸で吸収され血液中に『糖』が流れます。

すると、インスリンが血液中の『糖』を筋肉や肝臓、脂肪などの細胞に移行します。

★移行された『糖』は・・・?
・筋肉細胞→エネルギーとして使用、貯蔵。
・肝細胞 →グリコーゲンとして貯蔵。
    ※ 肝臓は空腹時にグリコーゲンを分解して『糖』として体内に放出。
・脂肪細胞→脂肪として貯蔵。

インスリンが『糖』を各細胞に移行しているため、血液中の糖分割合(血糖値)が上がらずに済んでいます。

 
★糖尿病になると・・・?
膵臓から分泌されるはずのインスリンが出にくくなり、効きにくくなってしまいます。
つまり、インスリンが『糖』を各細胞へ移行出来なくなるため、血液中は『糖』でいっぱいになり糖分割合(血糖値)が上がってしまうのです(=高血糖)。
 
★高血糖が続くと・・・?
高血糖の典型症状が6つあります。
 
❶口渇《こうかつ》
 唾液量が低下するのと、血管内を中和させようと体内の水をたくさん使うので、とにかく喉がかわきます。
❷多飲
 喉がかわくので、お水をたくさん飲みます。
❸多尿
 お水をたくさん飲むので、トイレが近くなります。
❹体重減少、全身倦怠感
 『糖』をエネルギーとして体に取り込むことが出来ないので、筋肉をエネルギー源とするのと、
多尿という理由から体重が減少します。そのため、倦怠感が出ます。
❺こむら返り
 明け方になりやすいです。
❻脱水症状
 多尿のため脱水症状を引き起こしやすくなります。
 
②糖尿病が歯周病に及ぼす影響
 ・免疫力が低下します。
 ・唾液量が低下するので、お口の中の歯周病菌もむし歯の菌も活発に活動します。
 ・高血糖の状態がずっと続いているので、血管の壁がもろくなります。
 ・傷の治りが悪くなります。
 ・そのため、体の細胞が歯周病菌が放つ毒素から体を守れなくなります。
       ↓↓↓
  歯周病になりやすく、歯周病が悪化しやすい。
 
③歯周病が糖尿病に及ぼす影響
 ・歯周病菌や炎症関連物質が血行を介して全身に飛び火します。
 ・歯周病菌と血液中の炎症関連物質が増加します。
 ・全身に飛び火した歯周病菌や炎症関連物質により、インスリンが効きにくくなります。
 ・そのため、血糖コントロールが悪化します。
       ↓↓↓
  糖尿病になりやすく、糖尿病が悪化しやすい。
 
お口の中の健康を保つことにより全身の健康を保つことが出来、悪化を防ぐことが出来ます。
また、糖尿病も歯周病と同じくサイレントディジーズ=沈黙の病気と呼ばれています。
ご自身で異変に気付いた時には重症化されていることが多いです。
重症化する前に、年に1回の人間ドックや健康診断を受けることをお勧めします。
 
お口の中の健康を保つためにも、3ヶ月毎の歯科での定期検診も忘れずにお願い致します。
3ヶ月毎の定期検診=1年に4回の定期検診です。
残りの361日はご自身でのお口の中のケアが重要です。
先月のブログ『洗口液の役割』を参考に、毎日のケアに是非お役立てください。
 
 
 
いかがでしたでしょうか?
来年2月のブログで、より詳しく『糖尿病と歯周病の関係(後編)』についてお話させていただきます。
 
今年のブログは今回が最後になります。
忙しい年末ですが、お体に気をつけて良き年をお迎えください。
 
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!!
来年のブログでお会いしましょう⸜( •⌄• )⸝
 

記事監修者:武藤 勝(歯科医師)

監修者:武藤 勝

 ・医療法人社団緑香会 むとう歯科医院 院長
・神奈川県立鎌倉高校 卒業 
・神奈川歯科大学 卒業

神奈川歯科大学を卒業後、数年間現場で臨床経験を積み、現在は相鉄線 緑園都市駅前にあ るむとう歯科医院 院長として予防中心の歯科治療を提供。 外来診療だけでなく訪問診療にも力を入れ、地域の患者様の健康をサポートしております。

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